おそらく猛暑だった8年前の夏。
エアコンの冷気を回そうと考え、扇風機を購入した。
羽がないタイプでもなく、縦型スリムタイプでもなく、いわゆる普通の扇風機。
西友で最安値で買った扇風機だが、なんだかんだで毎年結構活躍してくれた。
そして今年の6月某日。
気温が上がってきたから、そろそろ…と、
物置から扇風機を取り出し、ホコリを払ってスタンバイしたその日。
娘が扇風機と衝突。
倒れた扇風機のフタが外れ、羽が割れてしまった。
翼の折れた扇風機。
こうなるともう、扇風機の役割は果たせない。
ついに壊れてしまったか。
しかし。羽は割れてしまっているものの、その他は壊れていない。
ここで筆者の「もったいない魂」と「好奇心」がくすぐられる。
扇風機の羽を回していた大きなモーターは問題なく動いている。
しかも、大きなプロペラを回しながら水平方向の回転をも支えられる安定した台付きのモーター。
こんなに大きくて立派なモーターを捨てるのはもったいない。何かに使えそうだ。
そこで、一家に一台あると嬉しいアレを作ることにした。
壊れた扇風機を使ってルーレットを作る
壊れた扇風機を使ってルーレットを作ることにした。
まず、こちらが壊れた扇風機。
表のカバーを外すと、羽が壊れている。
羽が壊れたのでバランスが悪く、回すと大きな音が出る。
壊れた羽では風をうまく起こすことが出来ないため、扇風機の役割は果たせなくなってしまった。
しかし。
よく見ると、壊れているのは羽だけ。
モーター部分は問題なく動いている。
うん、これは使える。
壊れた扇風機を使って「ルーレット」を作ることにした。
まずはルーレットの文字盤を段ボールで作る。
扇風機の枠の大きさに段ボールを切り抜き、
中央に穴を開けてはめ込む。
いい感じ。
お次は、回転させる針を作る。
これも段ボールで。
回転軸にはめると、
おぉ!いい感じにスーパードライ感が出てる。
ちょっと物足りないから文字盤に色を塗ってみた。
ルーレットぽくなった。
でも、
文字盤の主張が強くなって、針が目立たなくなっちゃったな…。
まいっか。
次。
文字盤に文字を書き消しできるように、透明プラを張り付ける。
いよぉおおし!完成だ!
元扇風機なルーレットを回してみる
扇風機を使って作成したルーレットを早速使ってみる。
記念すべき最初のテーマは「壊れた扇風機を買いなおすか否か」。
ピンクが「扇風機を買う」
赤(左下のみ)が「エアコンを買い足す」(←エアコンなしの部屋があるのです)
その他「ハズレ」
と書き込んでみた。
うーん、文字盤の色が濃くてホワイトボードマーカーで書いた文字が見えにくいなぁ…。
まぁ仕方ない。
気にしないことにして、ルーレットスタート。
回っています。
扇風機の止めるボタンを押して
ストップ。
ルーレットがさしたのは…
ハズレ!!
扇風機は買わないことになりました。
そうね。このルーレット、扇風機と同じくらい場所をとるからね。
新しい扇風機を買ったら、狭い家がもっと狭くなっちゃうから。
ルーレットさん、良き判断でした。
安全に使用するために
さて。今回作成したルーレットは、扇風機を使ったものです。だから、いないとは思うけど、もし、仮に、万が一、この記事を見て扇風機を改造してルーレットを作ろうと考えた方は、安全面には充分に注意を払って、自己責任で行ってくださいね。
我が家では、子供に「中心軸は絶対に触らないこと。ここは高速で回転するから触ったら火傷やケガをする。」ことをしっかりと伝えてから使用しています。
何がどのように危険かを説明したので、子供達も気をつけながら遊んでます。
また、扇風機は(掃除などができるように)消費者が分解できる仕様の部分までしか分解していません。電気部分などの改造は危険も伴いますのでね。
安全第一、自己責任で楽しみましょう。
扇風機の処分方法
ちなみに、壊れた扇風機の処分方法は自治体によりますが「粗大ごみ」か「燃えないゴミ」に分類されることが多いようです。
扇風機は「小型家電」に分類されるので、回収後、有効な資源などを取り出してリサイクルされるはず。
壊れた扇風機の処分は、お住まいの自治体のサイト等で調べてみてください。
(参考1)環境省の小型家電リサイクル回収ポータルサイトでは、各自治体の「小型家電」回収方法が検索できます。
(参考2)国認定の小型家電宅配回収業者もあります。↓パソコンが一台入っていれば、段ボール一箱無料で回収してくれます。同じ段ボールに入れば他の小型家電も無料になるので、不要なパソコンがある方は覗いてみてください。
まとめ
扇風機が壊れたので再利用してルーレットを作ってみた。
段ボールを切りはめしただけだが、ちゃんとルーレットになって大満足。
一家に一台あると嬉しい(?)ルーレット。
これからは、家族の大事な選択事に活躍してもらおう。