子どもが小学校に入学するときに購入した算数セット。
小学3年生くらいになると学校では使わないようなので、家で使っています。
今回は算数セットを使って↓こちらの問題を解いてみました。
ツルとカメが合わせて10匹います。
足の数の合計が32本のとき、ツルとカメはそれぞれ何匹いるでしょうか?
これは、つるかめ算と言われる問題で、答えは以下の通りです。
ツル4匹、カメ6匹
本文では、算数セットを使って解説しますので解き方に興味がある方、お家にある算数セットをもっと使いたい方はどうぞ読み進めてください。
連立方程式を使う場合
問題文を見ると、中学生以上なら連立方程式を使えば解くことができます。
ツルとカメが合わせて10匹います。
足の数の合計が32本のとき、ツルとカメはそれぞれ何匹いるでしょうか?
ツルを匹、カメの数を匹として式を立てると以下のようになります。
この式を解けば、答えが算出できます。
ツル4匹、カメ6匹
以上が、連立方程式を使った場合です。
算数を使う場合【つるかめ算】
連立方程式を使わず、算数を使って解く方法を算数セットを使って解説します。
ツルとカメが合わせて10匹います。
足の数の合計が32本のとき、ツルとカメはそれぞれ何匹いるでしょうか?
このような問題は、「つるかめ算」と呼ばれています。
つるかめ算で答えを出すまでの式と答えは以下の通り。
答え
ツル4匹、カメ6匹
これらの式について算数セットを使って説明します。
動画で見たい方はコチラ↓
準備:足の数を確認する
始めに、ツルとカメの足の数を確認します。
ツルの足は2本、カメの足は4本ですね。
手順1.10匹全部をツルにする
それでは解いていきます。まず、10匹全部をツルにして足の数を計算します。
算数セットの黄色い『数ブロック』をツルの足だと思ってください。
ツルの足の数は2本なので、ツルが1匹なら足の数は2本、2匹ならば足の数は4本…と増えていきます。
10匹すべてがツルの場合、足の数は20本になります。
足の数 [10匹すべてツルとした場合]
手順2.残る足の数を計算する
次に、10匹すべてをツルとした場合に残る足の数を計算します。
問題文に、足の数の合計は32本と記載されています。
算数セットの『ピンクのおはじき』は残る足の数です。
10匹すべてツルとした場合、足が12本残っていますね。
残る足の数 [10匹すべてツルとした場合]
手順3.ツルとカメの足の数の違いを計算する
次に、ツルとカメの足の本数の違いを計算します。
ツルの足は2本、カメの足は4本なので違いは2本です。
ツルとカメの足の本数の違い
これはつまり、ツルに2本足がつけばカメに変身できるということになります。
手順4.カメに変身するツルの数を計算する
カメに変身できるツルの数を計算します。
手順2で足が12本残っていて、手順3でツルとカメの足の数の違いは2本でした。
残っていた12本を、2本ずつの塊に分けます。
カメに変身するツルの数
ツルからカメに変身した数が、知りたかった『カメの数』ということになります。
手順5.残ったツルの数を計算する
最後に、残ったツルの数を計算します。
6匹はカメに変身したので、全体の数から引くとツルの数が算出できます。
残ったツルの数
よって、この問題の答えは、以下の通りです。
ツル4匹、カメ6匹
まとめ
算数セットを使ってつるかめ算の解き方を説明しました。
おはじきや数ブロックを動かしてみると楽しいので、興味を持った方は是非眠っている算数セットを使って試してみてください。