本記事では、子供英語教室「ペッピーキッズクラブ」に3才から子供を通わせた親の立場から感じている良いところとイマイチなところをまとめます。
筆者の息子は現在小学一年生。
3才の頃から英語教室「ペッピーキッズクラブ」に週一回通っています。
3年越えでペッピーキッズクラブにお世話になり、良いところとイマイチなところが見えてきました。
そこで、ペッピーキッズクラブについて、
Q.幼児の英語教室として、ペッピーキッズクラブって実際どうなの?
という疑問に、筆者の感覚で答えたいと思います。
ペッピーキッズクラブの良いところとイマイチなところは以下の通りです。
良いところ
- 楽しくレッスンしてくれる
- カリキュラムがしっかりしている&先生の教育が行き届いている
- 日本人先生と外国人先生のバランスがよい
- 自宅学習用教材は一見高いようだが、活用すればお得
イマイチなところ
- 英語の習得度に合わせたクラス分けにならないこともある
- 勧誘が強いと感じることがある
良いところとイマイチなところを並べましたが、筆者は幼児期にペッピーキッズクラブへ息子を通わせて良かったと満足しています。
イマイチなところは考え方によってはメリットにも変わりますので、その辺も含めて本文で詳しく説明します。
ペッピーキッズクラブは教室多数の子供英会話教室
ペッピーキッズクラブは、イッティージャパン株式会社が運営する子供英会話教室です。全国1400もの教室を運営する大きな英会話教室です。
幼児英語教室ペッピーキッズクラブの良いと思うところ
- 楽しくレッスンしてくれる
- カリキュラムがしっかりしている&先生の教育が行き届いている
- 日本人先生と外国人先生のバランスがよい
- 自宅学習用教材は一見高いようだが、活用すればお得
1.楽しいレッスンで、幼児もノリノリ
ペッピーキッズクラブは子供専門の英会話教室だけあって、子供が楽しめるレッスンをしてくれます。
ペッピーキッズクラブの公式サイトには以下の様に記載されています。
私たちが大切にしているのは「英語を学ぶことの楽しさ」、そして「伝わることの楽しさ」。
<引用元>ペッピーキッズクラブ公式サイト/特色・こだわり
楽しさを大事にしているとのこと。
この言葉に嘘はないと筆者は感じています。息子が入会当初からずっと楽しそうに通っているためです。
また、レッスン参観日に親も教室の様子を見ることができるのですが、レッスン中は歌ったり踊ったりゲームをしたりと子供たちが楽しめる工夫が盛り込まれていました。
英語習得のためにも楽しさは大切ですが、それ以前に小さな子供が教室に通い続けるためにも「楽しさ」要素はとても重要なんですよね。
だから楽しめるレッスンは、ペッピーキッズクラブのとても良いところだと感じています。
2.カリキュラムがしっかり組まれていて、先生の教育も行き届いている
ペッピーキッズクラブは、カリキュラムがしっかりしていて先生の教育も行き届いていると感じることが多いです。
全国1300以上ある大きな英会話教室だけあって、年齢に応じたカリキュラムが明確に組まれていて、レッスン中の流れも決まっています。
そして教室の先生は、カリキュラムにそって楽しいレッスンをしてくれるのです。
先生は、敢えて例えるならばディズニーランドのキャストさんみたいな感じ。エンターテインメントではなく教育なので少々毛色は異なりますが、子供達を上手に盛り上げてくれます。
2020年は、受講生が無料でオンラインレッスンを受けられる機会があり息子も自宅のパソコンから参加しました(←オンラインレッスンコースとは異なります)。毎回異なる先生たちがオンラインレッスンを担当されていましたが、やはりどの先生もカリキュラムに沿って楽しくレッスンをしてくれました。
これぞ教育の賜物。
カリキュラムと先生の教育がしっかりしているのは、大手ならでは。ペッピーキッズクラブのとても良いところだと思います。
3.日本人先生レッスンと外国人先生レッスンのバランスが良い
ペッピーキッズクラブのレッスンは日本人先生3回、外国人先生1回の流れで行われます。日本人先生のレッスンで学んだことを外国人先生レッスンで実践するという構造です。
「日本人先生が良いか、外国人先生が良いか問題」は、英語教室を選ぶ親の前にしばしば立ちはだかる問題だと思います。
この問題の答えは明言できるものではありませんが、筆者は外国人先生なら良いかというとそうではないことは身をもって知っております。
何を隠そう、筆者自身子供の頃に週一回外国人先生の英語教室に通っていました。(幼児期ではなく小学生になってからでしたが、)外国人先生のレッスンを受け、英語が得意だと勘違いして子供時代を過ごし、先生と週一回顔を合わせて何となく英語を話した気になっていただけだと気づいたのは高校生になってからでした。
このような苦い経験を経て筆者がたどり着いた結論は、英語教室は先生が日本人か外国人かよりもレッスンの内容が大事ということ。
例えば「発音」。
ペッピーキッズクラブでは、正しい英語発音を習得するための「ソルマーク式PRC-Method」というものを導入しています。手や指を使って発音のイメージを覚える方法で、レッスン中に練習しているようです。
おかげで息子の発音はきれいです。「きれい」という表現よりも「正しい」の方がしっくりくるかもしれません。
レッスンの内容がしっかりしていれば先生が日本人か外国人かに関わらずきちんと学べるというわけです。
外国人先生レッスンの良さは、母国語が自分と違う人と英語で話す経験ができることだと思います。
ペッピーキッズクラブでは内容のあるレッスンをしてくれる日本人先生の下で英語を学び、外国人先生とのレッスンで伝わる楽しさを味わえるので、日本人先生と外国人先生の良いとこどりができる絶妙なバランスだと感じています。
4.教材は高い。しかし、自宅学習は英語習得に必須なので結果的にお得
ペッピーキッズクラブでは、入会すると教材を買わなければなりません。教材費は一見高いように見えますが、英語習得のために家庭学習は必要なので活用すれば結果的にはお得だと感じています。
ペッピーキッズクラブの教材費は、40万円くらい…らしいです。
というのも、息子が入会した時期、筆者の地域の教室は『完全月謝制』というプランが発動されていました。月々の月謝が他の地域よりお高めだけど教材費はかからない、但し教材は5,6年に分けて送られてくる、というのが完全月謝制です。一部地域では現在も月謝制のところもあるようですが、大多数の地域は入会時に教材を買うことになると思われます。
だから、高いと噂の教材の明確なお値段は不明です(‥すみません。)ネット情報では40万円という情報が多いのでおそらくそれくらいです。
教材は、絵と英単語が書かれたピクチャーカードと、カードのマークをタッチすると英単語を発声してくれるモラモラという機械がメインです。(写真↓は教材のごくごく一部)
ピクチャーカードは、レッスンで使うこともありますが、基本的には家庭学習用の教材です。
英語習得のためには家庭学習が必要で、ペッピーキッズクラブは家庭学習のための補助もするというスタンスです。だから家庭学習で必要な教材を買わされる(←言い方)という訳ですね。
週に一回一時間英語教室に通ったら英語で誰とでも話せるようになるか?というと、残念ながらならないんですよね。一時間の英語教室で学んだことを覚えてくるだけです。そして、習ったことも繰り返さないと忘れるし、使わないと使えないのです。
だから家庭学習が必須。
それを理解した上で教材の話に戻ると、ペッピーキッズクラブの教材は活用すればとても良いものだと感じています。
ピッとすれば音が出てくれるので、まだ耳が素直な子供達はお家でも正しい発音の言葉を聞いてマネすることができる。お家にあるので、繰り返し練習もできるわけです。
息子の様子を見ていると、ピッとすること自体を楽しんでいるようです。おもちゃ感覚で使えるので、一見高いように見える教材も長い目でみたらお得だと感じています。
ペッピーキッズクラブのイマイチな点
・英語の習得度に合わせたクラス分けでないこともある
・勧誘が強いと感じることがある
英語の習得度に合わせたクラス分けでないこともある
ペッピーキッズクラブのレッスンはグループレッスンで、年度単位でクラスが組まれます。
クラス分けは基本的には年齢(年代)で分けられています。一応、英語の習得度に応じたクラス分けをするシステムではありますが、個人の習得度より年齢の方が大きくクラス分けに影響している印象でした。
大人数(7~12人程度)のグループレッスンという性質上、クラスの人数配分やレベル、スケジュール等のすり合わせが必要なので、ある程度仕方がないところが多いのかもしれません。
習得度に応じた細かいクラス分けや、個人レッスンを希望する方にはデメリットかもしれませんのでイマイチなところとして挙げておきました。
(ちなみに、先生が「希望ならば幼児でも小学生クラスに入れる」と言っていた記憶がありますので、希望のレベルを相談すれば融通は利くと思われます。 )
しかし、幼児の英語教室で習得度に応じた細かいクラス分けでないことはあまり大きな問題ではないのかな、と実際に3年間お世話になった今、筆者自身は感じています。
正直なところ、はじめは習得度で分けなくて良いのかなと不安に思っていましたが、始めたばかりの頃でも楽しく先生がサポートしてくれ、また、ある程度習得してきた時期でもカリキュラムが年代に合っているため着実に学んでいる様子を見てとることができたので不安は解消されました。
さらに、同年代のお友達とレッスンを受けることで楽しみが増し、互いに刺激し合えているようです。
幼児期は、まだ日本語も習得途中の子供が多いので、英語の習得度にも大きな差がなく、同年代のお友達と楽しみながら年齢に合ったカリキュラムのレッスンを受けることの方が、結果的に英語習得のために良いことなのかな、と今では考えています。
そのためペッピーキッズクラブは習得度に応じて細かくクラス分けされるわけではありませんが、年代別グループレッスンならではの良さが生かされたレッスンだと実感しています。
サマースクールへの勧誘は定例行事
ペッピーキッズクラブではいくつか「勧誘」を受けることがあります。
一番大きいのは、毎年夏に開催されるサマースクール(別料金)です。
毎年春頃、参加者募集の季節がやってきます。すると、息子の通う教室ではいつもの先生以外に(おそらく社員さんと思しき)助っ人がやってきて、レッスンの終わりにサマースクールの説明があります。
そして「キャンセルも出来るのでとりあえず希望日を決めて申し込んでおきましょう」的な具合で一旦申込せざるを得ない雰囲気になります。
決して押し売りではなく「希望者が多いので枠が埋まったら参加したくても出来なくなってしまうから…」という理由なので全く正論、問題なしなのですが、個人的には「勧誘」圧が強いな、と感じていました。
幼児クラスのサマースクールは親子レッスンです。我が家は息子の3才下に娘がいるので、筆者が一緒にサマースクールへ参加することは難しく一度も参加しませんでした。(だから、サマースクールの良し悪しは分かりません、スミマセン。)
教室によって勧誘方法や「圧」は異なるかと思いますが、かならず勧誘されると思いますので、前もって知っておくとよいかもしれません。
もし参加したくないならば明確に理由を伝えてお断りしましょう。それでOKです。ちゃんとした会社なので、そこらへんは安心してください。
ちなみに勧誘することそのものは悪いことではないと思っています。サマースクールという「商品」の存在と良さをまず伝えないことには始まりませんし。また、参加するかしないか迷ったときに、強めの勧誘は「迷うならやってしまえ」と背中を押してくれる存在にもなりうりますしね。
ということで、ペッピーキッズクラブでは勧誘されるけどちゃんと断れる&迷う人の背中を押してくれるということをお伝えしました。
まとめ
ペッピーキッズクラブに息子を3才から3年通わせて見えてきた良いところとイマイチなところを紹介しました。
良いところもイマイチなところも分かってきましたが、筆者は息子が幼児期からペッピーキッズクラブにお世話になってよかったな、と感じています。
ご家庭によってお子さんを教室に通わせる「目的や条件」が異なるでしょうから、幼児向けの英語教室選びは迷うことも多いですよね。
この記事が、お子さんの英語教室選びのご参考になれば幸いです。
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